14歳の少女はずっと病室のベッドの上で病気と戦っていました。そんな彼女の夢「一度でいいからホテルのスウィートルームで過ごしたい」でした。
早速、私たちは彼女の夢のために部屋を用意するため行動しました。けど、彼女の話をじっくり聞くと、自分自身が過ごしたいわけではなかったのです。
彼女は私たちにこう伝えました
「いつも、私のことでいっぱいお世話してくれてるお母さん。
"腰がいつも痛いっていうの、一度でいいからホテルのスウイートルームの様なしっかりしたベッドで過ごしたら良くなるかもね"って言うの。
だから、私の夢はお母さんにスウィートルームで過ごしてもらうこと」
彼女は病室を出ることも大変でした。私たちは医師とも話を重ね、じっくり準備を重ねてきました。
しかし、彼女の病状が思った以上に芳しくなく、医師からもストップ。さらに、私たち自身の経済的な理由から全てを整えることが出来ませんでした。
そして、彼女はこのやさしくも、愛情いっぱいの夢を叶えることなく、旅立って行きました。
その時から私たちは、この少女のような人生最高の夢を、死を目の前にし、輝ける瞬間を達成させたいと強く願うようになりました。
このエピソードが私たちのバネになり、スタートラインだったと思います。
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